セリアック病は、グルテン摂取によって小腸に影響が及ぶ慢性かつ多臓器性の自己免疫疾患で、特定の遺伝子的傾向を持った患者に発症します1。貧血、漠然とした腹部症状、食道炎、神経障害、運動失調、うつ、低身長、骨軟化症、その他多くの症状を伴います1。ほとんどのセリアック病患者は、同病の診断を受けていません1。
セリアック病の診断ガイドラインは、抗組織トランスグルタミナーゼIgA(tTG IgA)による臨床検査と、全血清IgAの測定を開始することを推奨しています1-3。
特殊な症状では、脱アミノ化グリアジンペプチドおよび抗組織トランスグルタミナーゼIgG抗体を対象とするIgAおよびIgG抗体測定が推奨されます1-3。
小麦関連症状の幅広い体外診断用ポートフォリオ。エリア™セリアック病ポートフォリオは、最適化したワークフローによる業界最高レベルの検査アルゴリズムを提供し、セリアック病の診断を支援します1-3。
特異度98.5%のEliA Celikey IgA検査は、臨床的に極めて関連性が高い、完全自動化された組織トランスグルタミナーゼIgA検査です。セリアック病に苦しむ患者を、1回の検査で正しくかつより多く特定することで、患者優先を実現できるようお客様のクライアントをサポートします4。
European Society for Paediatric Gastroenterology, Hepatology, and Nutrition(ESPGHAN、欧州小児栄養消化器肝臓学会)が2019年に発表したセリアック病診断ガイドラインは、抗組織トランスグルタミナーゼ抗体検査の結果が製造業者が指定した正常範囲上限(ULN)の10倍を上回る場合、筋内膜抗体(EMA)確認検査を選択することで内視鏡検査を回避できると述べています2。
条件付きで生検を省略するESPGHANガイドラインの妥当性を実証するために、多施設共同でプロスペクティブ研究が実施されました5。この研究では、2 x ULN(20 EliA U/ml)のPPVが99%、5 x ULN(50 EliA U/ml)のPPVが100%の場合、EliA Celikey IgA検査は他のどの自動アッセイよりも内視鏡検査の減少に貢献することが示されました 5。